プレタポルテ界の先駆け的存在『CHLOE (クロエ)』
フランスの名門ファッションブランドであるクロエ。
1952年ギャビー・アギョンが自身の友人の名前を冠したブランドを設立。
それまでオートクチュール(オーダーメイド)のみを扱う高級メゾンブランドに堅苦しさを感じていたギャビーはそれまでになかった「ラグジュアリー・プレタポルテ(高級既製服)」と称して、当時は質の劣っていた既製服を高級なものへと格上げしたプレタポルテ界の草分け的なブランドである。
現在はリシュモン(カルティエ、ダンヒル等を傘下に保有)の傘下にてレディースファッション、バッグを中心にバックやアクセサリーと幅広いラインナップで多くの女性達から愛されている。
CHLOE (クロエ)人気ラインナップ
定番人気『Marcieマーシー』
柔らかい曲線とフラップポケットが特徴のこのバッグ。
女性ならではの柔らかいデザインが人気の理由。
サイズも大きいものを選ぶとおしゃれ感がありながら仕事にも使え、ショルダーや肩掛けにもなる優秀なバッグ。
カラーバリエーションも豊富でお気に入りの一つが見つかるはず。
スタイリッシュな『Baylee(ベイリー)』
2013年秋冬コレクションに登場以来、定番人気となったベイリー。
メンズライクでシンプルなデザインなデザインが人気の理由。
肩からかけて使うことはもちろん、折り畳んで小脇に抱えて持つことで雰囲気を変えられるバッグ。
シンプルでスタイリッシュな雰囲気が漂うベイリーはどんなスタイルとも相性抜群。
新アイコンバッグ『Everston(エバーストン)』
マーシーのような柔らかい曲線と直線的でマスキュリンな雰囲気が混在した新アイコンバッグ。
2015年プレスプリングコレクションにて「ニュークラシック」と唱して発表されたこのバッグは曲線でリラックス感を醸し出しながらも直線的なフォルムでスタイリッシュさを感じさせる。
肩から横掛けするなど様々なスタイルを楽しめるバッグ。
CHLOE (クロエ)の歴史
1952年ギャビー・アギョンがフランスにて創業
それまでにはなかった『ラグジュアリー・プレタポルテ(高級既製服)』と称して高級な生地でボディーコンシャスな既製服を発表し、プレタポルテ界で草分け的存在となる。
1966年カール・ラガーフェルドがデザイナーに就任。
ジャックリーン・ケネディー、グレース・ケリーなどの有名人に愛用され、
なくてはならないブランドの1つとなる。
その後も様々なデザイナーを起用し現在の地位を築くまでに至る。
1971年パリに第1号店をオープンさせる。
1985年カルティエ、ダンヒルなどを傘下に収めるリシュモングループの傘下に入る。
1988年マルティーヌ・シットボンをデザイナーに起用する。
1992年カール・ラガーフェルドをデザイナーに再起用する。
1997年ステラ・マッカートニーがそれまでのスタイルを残しつつ新たなエッセンスを加えたスタイルを発表し売り上げに貢献する。
2001年ステラのアシスタンを務めていたフィービー・ファイロがデザイナーに就任し更に人気を押し上げる。
姉妹ブランド「SEE BY CHLOÉ(シー・バイ・クロエ)」の展開をスタートさせる。
2002年この年に始まったバッグのラインから「パディントン」が発表され人気を集める。
2006年マルニでディレクターを務めていたパロウ・メリム・アンダーソンがデザイナーに就任しエッジィーなスタイルを提案する。
2008年デザインチームで活躍していたハンナ・マックギボンがアートディレクターに就任。
2011年元プリングル オブ スコットランドのクレア・ワイト・ケイラーが新クリエイティブディレクターに就任。
2014年9月27日創設者のギャビー・アギョンが93歳でこの世を去る。